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その後、川原で石を拾い集め、ジーンズと一緒に洗うようになったと記憶して
います。
ジーンズの洗いには、主に次のようなものがあります。
@ワンウォッシュ :普通洗いとも言われ、微温湯で10分程度洗います。
Aストンウォッシュ :石洗いとも言われ、研磨石、軽石などを製品と一緒に
入れて洗います。
Bバイオウォッシュ :要は減量加工のことで、酵素を使って加工します。
Cブリーチ加工 :酸化剤、還元剤等の薬品を使って、短時間でインディ
(ブリーチアウト) ゴ染料を分解させ、色をうすくします。
Dケミカルウォッシュ:軽石などに、酸化剤(主に次亜塩素酸ソーダが使わ
れています。)をしみ込ませ、製品に加工します。
Eダメージ加工 :砂を高圧で剥がしたい部分に吹き付けたり、ナイフで
破ったり、穴を開けたりする加工です。
F洗うということではありませんが、オーバーダイ、プリント、抜染などもこの
洗い加工の工程で、行われることがあります。
このように洗い加工の工程では、さまざまな加工を施して、ジーンズの顔を作り上げて
いきます。
つまり顔に化粧をするといった感じです。今では整形外科的なこともやっているようですが。
染める側からすれば、故意に、色を落とされあるいは剥がされるので、何とも複雑な気持
ちになります。
「お宅の染めは少し落ち易いのと違う?」とか、逆に「落ち難いから洗い加工が難しいよ!」
とか好き勝手なことを言われます。
ほっといてくれ、と言いたくなります、そこは、グッ、と涙を堪えて我慢です。
しかし、ジーンズの世界はこういったもので、必ず洗い工程で顔に化粧を施します。
ジーンズ以外の商品では、色を変えて、見た目を変えることはありますが、あまり激しい
化粧をすることはないと思います。
言い方を変えると、それだけインディゴブルーの色あるいは染め方には特異性があり、
単品の染料ですが奥が深く、それ故、長い伝統あるいは技能・技術が今でも受け継がれて
いるのでしょう。
ところで、この洗い加工は、私もかなり経験し、その間に新しい染法も、また変わった加工
も開発してきました。
ですので、このホームページで書いて記録として残しておきたい気持ちはあるのですが、
読者の方々には口説くなるような気がしますので、別のサイトでということにしようと思って
います。
因みに、この洗い加工が終了すると、プレス→検品→ラベル付けが行われ、出荷、そして
販売ということになります。
尚、このページをもって、ジーンズの製造工程の話しを終わりにしたいと思います。
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